すべてが居場所である家

都会の小規模敷地での住宅設計をいくつか行ってきました。

そういう場合はもちろん、廊下面積をすくなくするなど(学校で習うような)無駄のないプランを心がけますが、数値的な効率を高めるプランニングだけでは、豊かな空間を得るには足りない気がしています。

廊下や階段、浴室、トイレなどは、用途が単一ないわば「機能スペース」です。

私たちは、住宅を設計するときこの単なる機能スペースを、居たくなる場所に変換することを考えます。

たとえば椅子が置ける廊下のコーナーや座って本が読める階段など、どこでも滞留して時間を過ごすことができるようになれば、家はもっと広がりを感じられるようになります。

そして、居たくなる場所をつくろうとするとき、心地よさをどう設計するか、が重要になってくるのです。