以前ある計画で検討していたタイルです。深みのある青色とどこまでも続くような模様に惹かれました。
タイルには独特の存在感がありますね。光沢のあるなし、大きさ、色に関わらず、タイルは自身の魅力を堂々と訴えかけてきます。
都市型の住宅の中では、華々しい色使いのタイルを使う場所を見つけるのはむずかしいかもしれません。が、白いタイルもとても良い風合いをもっています。
白い壁面の一部に白いタイルを張っても目立たなそうですが、タイルのあるなしで、その場所のイメージはだいぶ変わります。
「木造の家」のキッチン
「寺町の家」の洗面室
白いタイルが、「料理をする場所」「顔を洗う場所」の水はねや汚れ防止などの機能面の役割も十分果たしつつ、その場所を雰囲気のある空間にしてくれています。
幸い、タイルは後から張ることもできます。
今住んでいる家を見渡して、この壁にはどんなタイルがよいかな、など考えるのも楽しいですね。