音の週末でした。
土曜日は、ライトアップされた夜桜を横切りながら、とあるお花見に参加。
そこに音楽の専門家の方が参加されており、なんと、自然の石(川原でとれる石だそうです)を用いての演奏をしてくださいました。
高めの澄んだ音色の石が4つ、それぞれに音の高低があり、外国の作曲家による石のための音楽(!)を、まるでマリンバを演奏するかのように奏でてくださいました。
石のまわりの空気がぴんと、張り詰めながら澄んでいくのが見えるような演奏でした。
演奏後、子供たちがすぐに取り囲み、ためしにたたいていました!そして日曜日は、昔お世話になったピアノの先生の教室の演奏会でした。
ピアノの生徒さん、ご近所のプロのバイオリニスト、お友達のソプラノ歌手のお二人、たくさんの方々により、クラッシックからボサノバ、AKB48まで楽しい演奏が続きました。曲が変わるたび、ピアノの周りの空気が膨らんだり細く流れたり、みなさん、音の表情をダイナミックに操っていらっしゃるのが(小さな子は「どうにかやっと」、お姉さん方は「自在に」という感じで)、とても印象的でした。
音が変わるとその場所の印象がガラリと変わる、という当たり前のようなことを改めて感じ、今後どのように設計に活かせていけるのかまだ全く分かりませんが、劇場などとは違った「音と空間」の付き合い方の可能性を模索できないか、考えさせられた週末でした。