鉄骨図のチェック

少しずれながら工事が進行中の二つの鉄骨プロジェクト、その躯体施工図のチェックを行っています。昨年初冬から続いていたこの作業も、ようやく終わりが見えてきました。

木造は現場での多少の手直しはできますが、鉄骨・RCはそうはいきません。特に鉄骨躯体は工場で作ったものを現場で組み立てて「はい完成」という具合なので、現場でイメージを膨らますことができません。仕上げや設備との取り合いをよく想像する必要があります。頭をフル稼働する作業です。

 

 

 

雨降り

 

今日は冷たい雨ですね。

ちょっと贅沢に事務所のエアコンもガスストーブも総動員して、部屋をあたたか~くして過ごしています。大雪が降るかもしれない、との天気予報もあったのでスタッフのMさんはリモートワークです。ひっそりとした、でもあたたかな事務所。なんとなく童話に出てきそうな空気です…

 

いつもいるMさんがいないと寂しいですね。。

 

ゆっくりコーヒーでも淹れて空気にひたってみます。

八王子方面へ

先週木曜は八王子方面に。

午前中は、14年前に完成した建物の点検に行きました。7、8年ぶりの訪問です。

午後は進行中の「panorama」の鉄骨検査です。

 

八王子市街地から30分ほど西にある小室鉄建さんの工場で行われました。

正木構造研究所の方々と行きました。

 

重要な部材を、見やすいように配置してくれていました。この写真は柱を現場ジョイントするその片方の部分です。上下の柱をあわせたときに、良好な溶接のために合わせ目がV字の溝になるようにします。これを「開先(かいさき)」と言ます。切断面が斜めなるような加工がされているのがわかります。

全体的に精度高く製作されていて安心しました。

2月の建方(たてかた・・・骨組みを組上げる作業)を目指し、加工作業が続きます。

 

近況

ここ何ヶ月か大変業務が忙しくまったく更新ができませんでした。

その間にいくつかの建築が完成し、新しいプロジェクトが始まっています。私たちの中では少し規模の大きめな鉄骨建築も複数設計が進行中です。省エネ法の改正やウッドショックなど建築を取り巻く状況にもいろいろ動きがありますが、落ち着いて仕事を進めたいと思っています。

 

 

雨水デザイナー

今日、8月から受講していた雨水デザイナー・雨水アドバイザー養成講座「雨水塾(あまみずじゅく)」の最後の授業がありました。

考査(雨水利用建築の即日設計)もなんとか合格をいただき、年明けには雨水デザイナーの資格がもらえそうです。

これまで水についての危機感をほとんど持ってなかったのですが、この講座を通じてそれを自分の問題としてとらえることができました。

すでに大規模な計画や公共の計画では、雨水の活用や処理についての制度が確立されつつあります。しかし私たちが携わっている住宅規模の建築ではまだまだ水の問題に対する意識は決して高くはないと感じます。

今後、「建築における水」を積極的に主題の一つとして考えていくつもりです。

雨水利用に関心のある方、ぜひご相談下さい。

 

和泉プロジェクト、久々のご報告

2018年初頭から進めてきた和泉プロジェクト。役所の非常に難しい手続きを経てようやく8月に着工しました。杭工事、基礎工事が終わりいま鉄骨の軸組が立ち上がっています。道路斜線や北側斜線をかわしてできる3階の空間は多面体になっています。面白いスペースになりそうです。

 

 

 

天井高さ

 

I鉄工工場リノベーションの現場にて、今回の改修工事のメインテーマのひとつ「明るいトイレ」を確認してきました。

職員さん用の小さなトイレスペースですが、この規模のトイレにしてはかなり天井を高く計画しています。設計時より、幅の狭い空間で天井を高くして、トンネルのような空間にならないか、いや、気積を大きくしたほうが狭い空間でもせせこましくならないだろう、より明るく感じられるのでは、など何度も悩んで決めた高さです。

仕上げもほぼ完了し、照明器具なども取り付きはじめ、だいぶ完成形に近づいてきて、天井高さにも安心しました。

 

そのほか、休憩室や更衣室なども新しい空間に生まれ変わり、もうすぐ竣工です。

 

 

トイレ入り口

 

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