タイルの存在感

以前ある計画で検討していたタイルです。深みのある青色とどこまでも続くような模様に惹かれました。

 

タイルには独特の存在感がありますね。光沢のあるなし、大きさ、色に関わらず、タイルは自身の魅力を堂々と訴えかけてきます。

都市型の住宅の中では、華々しい色使いのタイルを使う場所を見つけるのはむずかしいかもしれません。が、白いタイルもとても良い風合いをもっています。

白い壁面の一部に白いタイルを張っても目立たなそうですが、タイルのあるなしで、その場所のイメージはだいぶ変わります。

 

木造の家」のキッチン

 

寺町の家」の洗面室

 

白いタイルが、「料理をする場所」「顔を洗う場所」の水はねや汚れ防止などの機能面の役割も十分果たしつつ、その場所を雰囲気のある空間にしてくれています。

 

幸い、タイルは後から張ることもできます。

今住んでいる家を見渡して、この壁にはどんなタイルがよいかな、など考えるのも楽しいですね。

 

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「洗面カウンター回顧録」02

気がつくと、M houseの竣工からもう12年が経っていました。

中庭や、1階の中庭に面した小さなアトリエスペースについて、たくさん相談したお打合せが懐かしく思い出されます。

中庭からの光がたっぷり入る洗面室のお打合せも懐かしい場面のひとつです。

お施主さまがもってこられた額縁の鏡がとてもきれいです。

 

 

**2/18(土)、/19(日)に無料相談会を行います**

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「洗面カウンター回顧録」01

 

「洗面カウンター回顧録」01

「キッチン回顧録」があるのなら、と「洗面カウンター回顧録」を思い立ちました。キッチン同様、洗面カウンターは私たちが設計して工務店さんに作ってもらうことが多いので、やはり思い入れのつよい箇所のひとつです。

 

第1回目は、先日竣工したばかりの「アトリエのある家」から。

 

洗面カウンターというと、人工大理石もしくは木などがオーソドックスな素材ですが、今回のカウンターには、フレキシブルボード(繊維強化セメント板)を使用してみました。コンクリートに似た質感ながら、うすい板であるせいか、見た目的に重くなりすぎない、どこか軽やかささえ感じられる材料です。

カウンター両脇の有機的な木目とフレキシブルボードの無機質な質感、だいぶ表情のちがう素材ですが、見た目では同じような重量感で、しっくりとなじんで見えます。さりげなくお互いの質感を引き立てあっているように思います。

 

ちなみにフレキシブルボードは、外部にも使用できる、水に強い素材です。

同じ「アトリエのある家」の玄関ドア脇にも使っています。

甘すぎず冷たすぎず、私たちのすきな材料のひとつです。

 

 

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