寺町の家

寺町の家

東京都 鉄骨造4階建て 2世帯住宅 142㎡

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都心でありながら寺院や低層の住宅が多い地域に建つ鉄骨の住宅で、長くこの地に建っていた木造住宅の建て替えです。新しい建築は1階と、2~4階で分かれた2世帯住宅です。空が大きく感じられる開けた周辺環境を生かしたプランニングを心がけました。2~4階のスペースは、外階段で上ったところに玄関があります。3階にあるリビングは、南西のコーナーで大きく外に開いていて、明るく風通しのいい空間です。水まわりは4階南側にあり、ここも明るく快適な場所です。ルーフバルコニーからは近くの寺院伽藍からスカイツリーまで、東京の多様な風景を見ることが出来ます。
1階はワンルームのつくりです。暗くなりがちなので天井を高くとり、高窓から光を多く取り入れています。
どちらの世帯もインテリアでは、鉄骨造の建築であることがいい空気感につながるようにしたいと思いました。水平ブレースやデッキプレートといった耐火被覆が不要な鉄部はなるべく室内に見えるようにしています。家具や床、階段など触れる部分は木材を使っています。鉄の硬質な感じと木の柔らかさが互いを引き立て、本物の素材感を感じるシンプルで豊かな空間になりました。
旧家の床柱や障子、縁甲板を一旦保管し、新しい家の内装に使用しました。家の歴史を継承しながら個性的なデザインをつくることが出来ました。

 

 

 

『All About 建築家と家を建てる』掲載 →

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