panorama

panorama

東京都 鉄骨造5階建て 共同住宅 356

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計画の最初にクライアントにより”panorama”と建物名が提案された、隅田川沿いに建つ賃貸集合住宅です。
隅田川上の広大な空間と対岸の都市景観を望む立地であり、文字通りパノラミックな眺望をいかにうまく室内に取り込むか、が求められました。
この敷地、単に川に近いという場所ではありません。
ちょうど川が湾曲し支流が合流するところであり、窓から望む景観はダイナミックで変化に富んでいます。夜の照明装飾も美しい橋が左右にあり、遠くには首都高の車列が見えます。
川にはいろいろな種類の船が行き交います。その頻度は意外なほど多く、昼夜見ていて飽きることがありません。
川岸の隅田川テラスには散歩やジョギング、釣り、観光で訪れる人々の様子が見えます。水面に跳ねる魚、都心方向に沈む夕日といった自然の動きも、水上、陸上に展開する、東京というまちの多様でいきいきとした動きを一望できるという点で、これ以上のポイントがあるだろうかとさえ思える場所です。

この場所では、panoramaの名は視覚的な広がりのある眺望というだけではなく、都市のさまざまな表情を横断的に見ることができるという二重の意味を持っていると言えます。

設計では、panoramaの視覚的な魅力を最大限に引き出しつつ、貸室面積を最大限にとることに徹底的にこだわりました。ミリ単位のずれを許さない設計でありながらも、川のおおらかな姿に対応した、ゆったりと、しかし力強い外観を目指しました。

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