maison785
東京都 鉄骨造3階建て 長屋 209㎡
鉄骨造3階建て、3住戸が入る長屋形式の集合住宅です。
前面の道路と信じていた部分が実は「河川」で法的には接道していない敷地でした。戦後まもなくは本当に川だったようですが、何十年も前に川の実態はなくなり今はトラックも通るふつうの道路です。区役所との協議の中で、前面が道路だった場合よりも多くの制限(主に建物高さにかかわってくる制限)がつけられたものの、建設を認めてもらえました。
それら制限をかわしつつどれだけ大きく空間(気積)を確保できるか、あわよくばその斜線等ぎりぎりに確保する空間の形を活かしデザインに組み込めないか、と挑戦した建物です。
また断熱工事に弱点ができやすい鉄骨造でも細部の工夫を重ね、快適な温熱環境を実現しました。