不燃化特区、という制度

 

最近、建て替えの相談などで「不燃化特区」というものに触れる機会が何度かありました。都が進める「木密不燃化10年プロジェクト」で指定された地域内での不燃化建替え等の建築行為に対する支援の制度です。こちらで該当地域のおおよその位置を地図上で確認することができます。支援の内容は各区が決定しているようで、こちらには各区の特区サイトへのリンクがあります。基本的には木密=木造住宅密集地域が対象の制度なので、小さな建物が寄り添って建っている下町的なエリアが該当します(私たちの地元文京区を見てみると、下町の典型のような根津千駄木地域が現時点では支援地域外とされていますが、これは謎であり不満です)。区によっては既存建物の除却(解体)費用、設計費用、引越し費用の助成に加え、固定資産税・都市計画税の減免まで行っているところもあります。これがすべて適用されるとすればかなりの額になりますので、そのような地域で老朽化した家の建替えを検討されている方はチェックされることをぜひお勧めします。私たちの事務所では、土地・建物の規模をベースに助成額の試算も行っていますので、お気軽にご相談ください。

 

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最初の設計

独立して最初に設計した建築は鉄骨造の個人住宅でしたが、自分の仕事の始めが鉄骨造であったこと、そういえば、という感じにいまさらながら意識しました。その住宅は『casa brutus』に取り上げられたりもしました。15年以上前のことです。

鉄骨造の設計は、勤めていた事務所でいくつも設計させてもらったおかげでそのときもそれほど悩むことなく進めることができました。今普通に鉄骨の設計をすることができているのも、最初の事務所での経験があったからだと感謝をしています。

鉄骨造を継続的に設計してきて振り返ってみれば、オフィスビルのように反復が多いものと違い、住宅などの小規模で各所に異なるディテールがある建築を鉄骨造でつくるのは結構難しく手間がかかるものだと思います。私たちの事務所では今はできるだけ躯体を見せようとする設計が多いので、製作図を隅々までさらに入念にチェックをしています。設計は大変ですが鉄骨造には魅力があります。柱梁がつくる精度高い四角いフレームはそれだけで美しく一本筋が通っているようです。鉄をインテリアにあらわすことができれば、新建材にはない本物の素材感を得ることができます。

鉄骨造に構造的メリットだけでなく、モノとしての魅力を感じる方、ぜひご相談ください。

 

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「伏見稲荷駅」プレスリリース!

 

昨年末より設計してきました京都・伏見稲荷駅(京阪電鉄)のリニューアル計画について、6月28日付の京都新聞などに紹介されました。→京都新聞web版記事

わたしたちは主に外観のデザインを担当しています。

この駅は千本鳥居で世界的に有名な伏見稲荷大社へのアクセス駅として、大変多くの外国のお客様にも利用されています。

観光のことを考えたり、駅の人の流れについて考えたり、私たちの普段の仕事とは違う視点もたくさんあり、大変興味深く仕事をさせていただいています。

 

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「寺町の家」のTV取材

先日の「木造の家」に続いて、この間の日曜日は「寺町の家」の取材がありました。今回は、『渡辺篤史の建もの探訪』です。

 

まずは1階の叔父さんのお宅から。。渡辺さんが「お宅を訪ねる」シーンです!

 

お昼をはさんで1日がかりの撮影でしたが、取材を受けて大変な「寺町の家」ファミリーの皆さんも終始快くご対応いただき、とても楽しい時間となりました。

竣工してから何度かお伺いする機会があったのですが、毎回、とても心地よくかっこよい雰囲気にバージョンアップしていらして本当にすてきなお宅です。

 

「寺町の家」は、都会の限られた面積の土地に、鉄骨造で4階建てとして2世帯が快適に暮らせる床面積をとった住宅です。都会といっても実はロケーションが非常によい土地で光・風・眺望を十分に楽しめる住宅です。そのあたり番組でも紹介されるはずですので、放映をお楽しみに!

 

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