皆さんはどんな場所に住みたいですか?具体的な都市のランキングはよく話題になりますね。吉祥寺がいつも上位に位置してる、とか。
子どもの頃から「観光地に住みたい」と思っていました。
なぜ観光地がいいと思うのか、自分でもわかりませんでしたが、そこを掘りさげて考えたことがあります。
おそらく、人の出入りがさかんなところがよいと感じているのだと思います。
よその土地から新鮮な空気をまとった人が訪れるような、よどみなく風通しのいい場所を求めているのでしょう。
スタッキングできる椅子はできない椅子よりデザイン的にすぐれているのでしょうか?
椅子デザイナーの気持ちになってみるとそこは非常に悩むところと思われます。なぜならスタッキング可能にしようとすると多くの場合、前脚2本の間隔より後脚2本の間隔が広くなってしまいデザインに縛りが生じるからです。
集会や会議用の椅子なら必要な機能ですが、家庭用の木製椅子が積み重ねられるニーズはほとんどないように思います。素敵なデザインであればあるほど、それを部屋の中で積んでおきたいとは思いません。しかしデザイン性の高い木製ダイニングチェアでスタッキングできる椅子は結構多いです。
輸送コストを抑えるため、という話も聞きますが、高付加価値のデザインが施された十分高価な椅子であれば数千円乗っかったところで購買意欲はさほど変わらないはずです。
スタッキングが可能でありながら美しいデザインをつくる、このハードルは実はニーズとは別のところにあって、デザイナーの美学や挑戦心をくすぐる魔力があるのではないか、と私はにらんでいます。
これはNitzan CohenデザインのSolo chair(Mattiazzi)。
マーガレット・ハウエルはシャツというアイテムを大事にしているデザイナーであると聞きます。定型が完成して久しいと思われるシャツでも素材の洗練や各部寸法の見直し、ちょっとしたディテールの工夫により、新しさを感じさせるものをつくっています。
伝統と革新は対立するものととらえがちですが、両者の関係はそれほど単純ではないのだと、このブランドのシャツを見ると考えさせられます。一般化が済んだと思える形式の中にも、開拓の余地がたくさんあるということでしょうか。そういった視点自体が新鮮で示唆に富んでいます。
しばらくThinkpadを使っています。
それまではMac、Dell、Dynabookなどを使ってきましたが、Thinkpadは一番しっくり来ています。
最初はT510でした。デスクトップ型も含めそれまで使ったどれよりも打ち易いキーボードに感動しました。このキーボードに触れ、小さなストレスを毎日感じていたことを初めて認識しました。
とにかくつくりがしっかりしていて、安心感があります。
メモリの増設、ハードディスクの交換など素人でも出来るようにつくられています。
排熱機構がうまくできていて静かなのもいいです。
最近のthinkpadはだいぶスマートでニュートラルなデザインになったみたいですがが、X201くらいまでの無骨で少しくせのあるデザインが好きです。