リフォーム設計の難しさ

いま私たちの事務所ではリフォームも多く手がけています。(特に鉄骨建物のリフォームが多いです)

新築にはない、リフォームの仕事のもっとも難しいところは、徐々に明らかになる既存建物の状況に都度反応し設計をうまく修正できるか、という点だと思っています。

ほとんどのケースでは、内部解体工事は改修工事と一体の契約になり工事は連続するため、内部解体の前に設計を行うことになります。設計前には実測など状況調査を行いますが、いざ解体をして工事に入ると新たに分かることがたくさん出てきます。それらの新発見に対して、意匠、機能、コスト面で破綻がおきないように微修正を重ねるのがリフォームの現場では重要な作業です。デザインのアドリブとでもいいましょうか。自ずと現場に行く回数も増えます。

また、建物を理解するための時間も必要です。私たちは出来るだけ多くの写真を撮り、何度も見返して部分ごとに実測した寸法と全体寸法の整合を取ったりします。伏見稲荷駅のリニューアル設計のときも、これも大きなリフォームみたいなものでしたから、また京都という遠隔地でもあったので、相当な時間を写真分析に費やしました。

調査分析・現況理解といった作業は新築の設計にはないものです。

構想する、デザインする、というプラスの行為とは違う非常に地道なことですが、そこに成功するリフォームの鍵があるのです。

 

 

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クリンタイル

 

クリンタイルという床材をご存知でしょうか?

名前は知らなくても何度も目にしたことはあるはずです。駅や歩道橋の床に使われる滑り止めゴムを埋め込んだコンクリート平板です。

何回か住宅の外階段で使用しました。

必要十分な機能と形態、変に高価でない。好みの材料です。

 

 

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最近の窓について

 

数年前にアルミサッシメーカーが、防火認定騒動で商品を全面的に改定した影響と、私たちが断熱性の一層の強化に取り組んでいることとで、窓製品・窓デザインの選択肢が少なくなっています。いまあるなかで出来るだけ断熱性能の高い製品を使いたいですがそれなりに高価なのと、いかに高性能であっても熱的にはまだまだ弱点となるため開口面積は抑えがちになります。床から天井までガラス面とするようなデザインはカッコいいですが、そういうことは今はあまり考えなくなりました。また今のサッシはいくつかの窓を組み合わせて横長の窓や背の高い窓などの大ぶりな開口部とすることが出来ないので(メーカーの製品構成に連窓、段窓のしくみがなくなってしまった)、単一の普通の大きさの窓を普通につける以外にやりようがありません。窓は外観デザインの重要な要素です。しかし少々つまらないですが、今は「ポツ窓」(外壁に四角い穴が穿たれたような窓。要は普通の窓)を前提に外観を考えます。もっと高性能で安価な窓製品が出てくるまではこのやりかたで良いと思っています。もともと住宅では外観より空間がはるかに大事だと考えています。と言っても、建築の外観についてもはいろいろと思うところはあります。たとえば、こちら

 

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