リフォーム設計の難しさ

いま私たちの事務所ではリフォームも多く手がけています。(特に鉄骨建物のリフォームが多いです)

新築にはない、リフォームの仕事のもっとも難しいところは、徐々に明らかになる既存建物の状況に都度反応し設計をうまく修正できるか、という点だと思っています。

ほとんどのケースでは、内部解体工事は改修工事と一体の契約になり工事は連続するため、内部解体の前に設計を行うことになります。設計前には実測など状況調査を行いますが、いざ解体をして工事に入ると新たに分かることがたくさん出てきます。それらの新発見に対して、意匠、機能、コスト面で破綻がおきないように微修正を重ねるのがリフォームの現場では重要な作業です。デザインのアドリブとでもいいましょうか。自ずと現場に行く回数も増えます。

また、建物を理解するための時間も必要です。私たちは出来るだけ多くの写真を撮り、何度も見返して部分ごとに実測した寸法と全体寸法の整合を取ったりします。伏見稲荷駅のリニューアル設計のときも、これも大きなリフォームみたいなものでしたから、また京都という遠隔地でもあったので、相当な時間を写真分析に費やしました。

調査分析・現況理解といった作業は新築の設計にはないものです。

構想する、デザインする、というプラスの行為とは違う非常に地道なことですが、そこに成功するリフォームの鍵があるのです。

 

 

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進行中のプロジェクト7月編

忙しい日が続いています。

4月の投稿と同じ書き出しです!忙しい忙しいといっている間に、ブログもずいぶんお休みしてしまいました。しかし、今日のすっかり晴れた空を見たら急に目が覚めたような気分になって、その勢いでブログ再開です。

4月記事のプロジェクトのその後、そして新しいプロジェクトのご紹介です。

 

[N邸リノベーション]

吹付け断熱も終わり、間仕切壁も仕上がってきました。

 

[A邸新築工事]

実施設計が終了しました。

先日工務店さんに図面一式をお渡しし、お見積りがスタートしたところです。

 

[I鉄工工場リノベーション]

解体工事も終わり、今は大工さんが壁や床の下地を組み立て中。

工場は通常通り稼動中なのでご迷惑をかけないよう注意しながらの工事です。

 

 

[Mプロジェクト]

先行して始まった新築部はゴールが見えてきました。

リノベーション部着工の準備も平行して進めています。

 

[和泉4丁目プロジェクト]

見積もりも出てまいりました。

着工まで時間があるので、じっくりと査定中です。

 

[M邸新築工事]

新しく始まりました。

いわゆる狭小住宅よりも極限的に小さな住宅です。

 

 

4月からの課題の働き方改革。まだまだうまくいっていませんが、

8月のおわりに少しリフレッシュできる時間をとる予定です。

 

 

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