ホームページのリニューアル

この度、7~8年ぶりにホームページを全面的に新しくつくり直しました。私たちが出来ることを的確に伝えることが出来るサイトにしたいと思い、これまでの仕事を振り返る作業からはじめました。改めて思い出してみると、建設・設計にまつわるいろいろなことを経験してきました。その中にはこれから依頼をしてくださる方々の役に立つものもありそうで、そういった事柄をなるべく言葉にしてみています。以前のサイトより情報量がだいぶ増えましたが、今後もさらに厚みを増していきます。

 

事例紹介のページはお伝えしたい重要な情報なので、新しい表示方法の検討には時間をかけました。どのようにしたらその建物に入って体験していくような自然な見せ方が出来るのか、ということを考えました。それにはシーンの連続が感じられるくらいに写真を多くするのがいいだろうと思われました。いくつかの方法を試してみてスワイプも可能なライトボックスの形式としています。スマートフォンやタブレットでも見やすくなっていると思います。ライトボックスのプラグインはいろいろ試してみて、もっとも動作が速いものにしましたので、テンポよく歩いて回る感覚に近くなっていると思います。

 

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わたしたちの製作キッチン

アイランド型、壁付け型にかかわらず、私たちが設計した多くのお宅では、キッチンも一から設計し、工務店さんに製作してもらっています。

コンロや食洗機など機器、シンクの大きさ、天板の材質、質感、作業スペースの長さなど、機能面でも最大限にカスタマイズできる上、空間の中での配置、見た目などもコントロールでき、かつ、コストのかけ方も相談しながら、バランスの良いキッチンを作れるのが理由です。

 

都市型住宅の限られた床面積の中では、キッチンのための隔離した部屋を作るのはむずかしく、ほとんどの場合は、リビングやダイニングから見えるキッチンとなります。リラックスしたい空間の中で騒々しいキッチンの存在感をいかに自然に見せられるか、もここちよい住空間つくりの中の大きな問題です。

 

どんなキッチンをめざしたか、個々のキッチンの場合のお話をブログにつづってみました。キッチンの自由さ、楽しさについて感じていただけるとうれしいです。

 

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「キッチン回顧録」03

これはMokuzou no ie のキッチンです。
ステンレストップ、ステンレスの換気フードがアクセントのキッチンです。
この時はじめて「しかる曲げ」を学びました。
「曲げ」とはいえ、曲げては作れないシャープな角は、2まいのステンレス板を溶接し、角を危なくないように少し丸め、よく磨いて1枚を曲げたかのように見せています。1枚を曲げたような軽やかさに、曲げただけよりもシャープなエッジを持つこのカウンターは、とても手をかけて作られ、そしてその分とても美しい仕上がりでした。

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壁から抜く換気扇へ、コンロからの上昇気流がうまく集められるように、ステンレスで庇をつくりました。

 

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「キッチン回顧録」02

今日はO HOUSE のキッチンを見てみます。
丘の上に建つこの住宅の2階はドーム状の天井に包まれた、暖かな安心感のあるリビングです。帰宅して緩やかな階段を登ってくると、キッチンと暖炉と夕陽も落ちかけた淡い光の中の人影。または、朝あわただしく支度をしながらキッチンの周りを動く大人や子供たち。まるで「うち」を見守るようなキッチンだなあ、と改めて写真を見ながら思います。

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リビングのテレビ台とキッチンの収納棚を一続きにつくり、リビングの中のキッチンの存在を小さめに見せています。

 

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「キッチン回顧録」01

こちらは「小さくて広い家 K HOUSE」のキッチンです。

急勾配の天井を細かなピッチで並ぶむき出しの梁が支えるリビング空間。リビングの床面積は大きくありませんが、テラス窓越しにゆれる木々の葉、その先の空、移ろう光、時間の豊かさが感じられる場所です。
そこにそっと小さな箱をおきました。シンクと2口コンロだけの本当にシンプルな箱です。自然光の入る食器棚も、キッチン周りの雑多なモノたちの存在を、少し軽やかにしてくれるのではないかと思います。

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奥のカギ型の壁は冷蔵庫置き場です。

 

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墨田の家上棟

少し前のことですが、建設中の「墨田の家」が上棟しました。
木造2階建ての住宅です。1、2階とも階高を大きく取っておりだいぶ背が高い軸組みが立上がりました。

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