徒歩通勤をしています。
時間は15~20分くらいです。ルートはいくつかあって、その日の天候や気分で違う道を通ります。
東大のキャンパスを通り抜けるときもあります。大きな木がたくさんあり夏は木陰がありがたいです。
本郷6丁目あたりは懐かしい街並みが残っています。帰宅時に通るとおかずのにおいが漂ってきたりします。
山の手の街である西片を横に見ながら歩く日もあります。
雨の日はバスに乗ります。
東京のいろいろな姿を見ながらの通勤です。
私たちはこれまで鉄骨造の住宅をいくつか設計してきました。そこで感じた鉄骨造のメリットについて書きたいと思います。
一つめは、設計の自由度が高まるという点です。鉄骨造の中でも鉄骨ラーメン構造というものを採用すれば、地震力・風圧力に抵抗する耐力壁は基本必要ありません。ラーメン構造というのは、柱・梁と床面の剛性のみで揺れに抵抗する考えの構造です。
例えば間口の狭い土地で道路側にビルトイン型の駐車スペースをもうけようとすると1階に道路に面する壁が取れなくなります。そのような形は木造では難しいのですが鉄骨ラーメン構造だと可能になります。
また、他の構造に比べて躯体の量(体積)が小さいため床の厚みを薄くすることが出来たりもしますので。高さ制限の中でできるだけ天井高を取りたい場合にも有利になります。
つづきはまた。
バラガンの建築には興味を持てずにいました。外界と切り離された小宇宙のような空間が耽美的過ぎると感じていたからです。
バラガンの建築に共感を覚えるようになったのは彼の自邸の外観を知ってからです。
彼の自邸は例にもれず、光・色と素朴な素材がつくる独特な豊かな空間を内にもっていますが、その外観は、それが著名な建築家の作品(しかも自邸)とは思えないほど飾り気がないものです。メキシコシティー都市部の建築はセキュリティーのためか道に対しては閉鎖的なつくりが多いようです。また隣りと接して建てるのが普通なのか、バラガン自邸も隣家と壁が連続しておりどこからが彼の建築なのか分かりにくいです。驚くほど周囲に同化しており外観に建築作品っぽさがないのは拍子抜けしてしまいます。(大きい家であることにも驚きますが)
この建築に見られる「そっけない外観+豊かな内部空間」という対比的な組み合わせを知り、これが住宅建築のあるべき姿なのかも知れない、と思い始めました。
つづきはまた。
世界的に、バイクをカフェレーサースタイルにカスタムすることが流行っているようです。
ベースの車両は、トライアンフやBMW、モトグッチはもちろんですが、一昔前の日本製バイクも人気があるようです。
この写真は、ヤマハのXJ400という80年代のもので、オリジナルのデザインは、かなりこれとは違いますが、きれいな形の4気筒エンジンをもつ素性の良さを感じるバイクでした。
バイクを、そのデザインをガラリと変えてこのように美しく仕上げることは、原石を磨きあげ宝石にすることのようでもあり、古びた空間に良さを発見しながらリノベーションすることにも似ています。既存の物の中に光るものを見出しつつアレンジを施すことは、創造的で楽しい作業です。
Bike EXIF このサイトではカスタムされたきれいなバイクがたくさん見れます。金属の塊がこれほどモノとしての魅力を発することは芸術的だとさえいえます。