スマホカメラで建築を撮る

スマホの買い替え時期とカメラを新しくしたいという希望を両立させる方法として、最強カメラのスマホにしたらどうだ?!、という発想が生じました。建築の撮影にも使えるスマホ、そういうものも今はあるのではないかと探してみたところ、ひっかかったのはファーウェイのmate20proでした。フラッグシップモデルなのでけっこうするのですが、インテリア撮影に使える16mm相当のライカ協業超広角レンズを備えているというところに関心をもち入手しました。広角レンズのスマホは新たなトレンドのようです。私は広角好きなので、この傾向がつづくといいなと思います。

ネットを検索してみても建築撮影の観点からスマホのカメラを評価したものは少なくここで使ってみた印象を書いてみたいと思います。

建築を撮影するときに一番気になるのは、レンズの樽型歪みですが、これはおそらくソフト的に補正がされているようでかなり優秀です。歪みのある写真をあとでフォトショップなどで修正するのはすごくめんどうなのでとてもいいです。レンズの明るさ、解像度(解像感?)も良好です。ダイナミックレンジもソフト的な処理だと思いますがとても広いです。室内を撮っても窓外の景色が白飛びしないのはちょっと驚きです。ひとつだけ気になったのはハレーションです。強い光がくる方向に向けて撮影すると白っぽい写真になることがあり、これはどうにかしたいと思いました。しかしこれもカメラまかせの「写真」モードで撮影するとそれほど気になりませんでした。「プロ」モードでは露出補正・シャッタースピード・感度・ホワイトバランス等のマニュアル設定が出来ます。私の腕では残念ながらそれが生かせず「写真」モードでの撮影の方がいい写真が撮れました。ハレーションについては「ハレ切り」なる手法もあるので今度それを試してみます。(実は市販の安い減光フィルターをレンズの前に貼り付けて撮ってみたのですが、オートフォーカスがうまく合わず失敗でした)

総合して言えば、スマホで建築をこれだけの質で撮れれば私は文句ありません、というレベルです。重い機材を持ち歩かなくてよいので、もう私は一眼よりこっちです。もちろんセンサーサイズが小さいので、写真を拡大して見ればあらはわかりますが、ホームページなどに使用する分には十分な質です。スマホにおいてライカのチューニングと広角レンズという組み合わせはちょっと前には思いもしなかったです。そういうものを実際に見せられると、待ち望んでいたもののように思えます。

ちなみにDOXOMARKの評価では最近P30proに抜かれてしまいました。

 

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進行中のプロジェクト

忙しい日が続いています。

 

[N邸リノベーション]

内部解体工事が始まっています。一部現状利用の箇所があるため、解体業者さんと細かい現場打合せをしています。解体工事はいつも丁寧な仕事をしてくれるマスヒロ環境さんに今回もお願いしました。

 

[A邸新築工事]

基本設計が進行中です。いくつかご提案したプランのメリット・デメリットを話合い、実施設計に向けて絞込みを行っています。敷地では今月後半で地盤調査を行うためにピーステージさんと打合せをしています。ピーステージさんも仕事が丁寧なのでいつも地盤調査・補強をお願いしています。

 

[I鉄工工場リノベーション]

実施設計を終えて、見積りに出しています。今は待ち状態です。お金が合うとよいのですが。

 

[Mプロジェクト]

新築部とそこに隣接した敷地でのリフォームをあわせたプロジェクトです。新築部の工事に着手し、先日柱状改良工事が終わりました。これから基礎工事に入ります。プレカットの図面チェックも同時に進めています。

 

[和泉4丁目プロジェクト]

これも実施設計を終え、見積り待ちの状態です。出揃ったら分析・査定作業が始まります。

 

その他、相談を受けているものの提案もいくつか行っています。

ゴールデンウィークの予定もまだ立てられていません。働き方を改革しないといけないですね(笑)

 

 

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現場レポート 「Mビルリノベーション」

「Mビルリノベーション」も竣工しました!

オフィスと賃貸住宅の入った鉄骨造のビルで、

1.ビルにエレベーター新設

2.オフィススペースのリノベーション

の2点の改修でした。

オフィスの工事は執務を続けながらの工事(2階を工事中は3階で執務、3階を工事するときには2階で執務、といった具合)でしたので、オフィスの方々には、コンクリート床をはつる大きな音の中でのお仕事や天井をあけて埃まみれになったお部屋の掃除など、大変なご協力をいただきまして、ありがとうございました!

元は接客スペースと執務スペース、会議室の3つに分かれた普通のオフィスでしたが、接客スペースにブースを設けたほか、休憩できるカフェスペースやライブラリーなども加わり各所で仕事ができるようLANも整備したフリーアドレスオフィスに変身しました。

エレベーターも快適とのことで、一安心です。

 

 

エレベーターの新設にあわせて1階駐車場内にエレベーター乗り場も新しく作りました。接客スペース内にブースを作り、落ち着いた空間でお打合せができるようになりました。

 

 

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現場レポート 「音のある家」08

「音のある家」完成に近づいています。

完了検査も無事合格し、引渡しに向けて最終盤の作業が進んでいます。ホームエレベータも検査を受け、私たちも初めて乗りました。エレベータドアが開いたときに見える室内風景、これはあまり想像していなかったところだったのですが、2階、3階とも特徴ある場所に出ていきます。階段を移動するときの連続する体験とは違い、住宅でのエレベータによる階の移動はシーンの切り替わりが新鮮でした。

 

 

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和泉四丁目プロジェクト 見積図の図渡し

鉄骨造の集合住宅である和泉四丁目プロジェクトは、これまでいろいろな役所手続きがありましたが順調に進んでいます。

先週のことですが、工事代金をお見積もりいただく建設会社3社に現地説明とともに図渡しを行いました。

1ヶ月ほどの期間で見積もっていただきます。

設計では、ヒートブリッジ対策が難しい鉄骨造で高気密工断熱を達成するために工夫を盛り込んでいます。

 

 

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